「事故専門サイトを作ったのに…」反響が出ない。治療家が見落としがちな5つの改善点とは?

マーケティング(集客)

こんにちは、砂田です。

今回は、ある治療家さんからいただいたご相談をきっかけに、「交通事故の専門サイトを別で作っているのに、なかなか反響が出ない…」というお悩みに対して、同じようにお困りの先生方に向けて、改善のヒントをまとめました。

実は、このお悩みは本当によくいただきます。

もし、あなたの院でも同じような状況が続いているなら、ぜひ、これからお伝えする 5つのチェックポイント を確認してみてください。

ちょっとした見直しや工夫で、反響がグッと変わることも少なくありません。ぜひ一緒に、一つずつ整理していきましょう。

なぜ反響が出ないのか?5つのチェックポイント

実際にご相談いただいた治療院のホームページを拝見しながら、反響が出にくくなっている原因を、大きく5つに整理しました。

①「誰に向けたサイトか」が曖昧になっていませんか?

ご相談いただいた治療院さんのサイトを拝見すると、「交通事故治療はお任せください」と書いてあるだけで、どんな悩みを抱えたどんな状況の人に届けたいのかが、ほとんど見えないケースがよくあります。

これでは、患者さんも「私の場合、ここに相談して大丈夫かな…」と選ぶのに苦労してしまいます。

たとえば、
・ 病院にずっと通っているけど、全然良くならない方
・ 保険会社からの連絡が止まって困っている方
・ 平日は仕事でなかなか通院できないサラリーマン
・ 保険手続きが不安で夜も眠れない主婦の方

…このように、一言で「交通事故患者」といっても、本当に悩みや状況は人それぞれですよね。

ここを曖昧にしたままでは、誰の心にも「これ、私のことだ!」とは響きにくくなります。

改善ヒント

🔍トップページやファーストビューに「○○でお困りの方へ」などと明確に呼びかける見出しを入れる

🔍具体的な悩みやシチュエーションを冒頭に出して、「わかる、私もそうだった」と共感を得る

②専門性が伝わる構成になっていますか?

これが、むちゃくちゃ多い。

「交通事故専門サイト」と掲げているのに、中身を見てみると内容があまりにも一般的で、他院との違いがほとんど伝わってこないケース。

ユーザーが知りたいのは、「どこにでもありそうなこと」ではなく“ここは違う” “ここなら任せられそう”と感じる強みです。

ちょっと想像してみてください。

ラーメン屋さんを選ぶときも、食べログの口コミが多い、テレビで紹介された、行列が絶えない …こんな情報に自然と目がいきますよね。

治療院も全く同じです。

たとえば、「むち打ち治療協会の認定院」という肩書きもすごく良いですが、 そこに一歩踏み込んで、

○○地域で唯一の認定院
認定継続歴10年

といった具体的な数字や限定感を添えるだけで、「おっ、ここは本当に専門なんだな」と凄みがグッと増します。

もし迷ったら、数字を入れてみましょう。これだけで説得力は何倍にも膨らみます。

もう一つポイントがあります。

他院との違いを出すときに、「うちも同じことをやっています」と思われやすい言葉は避けましょう。

たとえば
「丁寧なカウンセリング」
「患者さんに寄り添った治療」
これはどの治療院でも言っています。

もし使うなら、
「初回は30分以上かけて事故状況をヒアリング」
「症状だけでなく保険会社とのやり取りも一緒にサポート」
など、具体的にどう寄り添うのかをセットで伝えるよほうが響きます。

ちなみにこの部分は、書状・資格書を飾るマーケティング的な意味+SEO対策の意義、でも詳しく解説しているので、興味のある方はぜひそちらも参考にしてみてください。

③「緊急性」や「安心感」を与える導線はありますか?

交通事故の患者さんは、ただ「どこがいいかな~」と悠長に探しているわけではありません。

「とにかく今すぐ、どうにかしたい」そんな切羽詰まった心理状態で情報を探している方がほとんどです。

でも実際にサイトを見てみると、電話番号が小さくて見つけにくい、予約や相談までのステップがやたら多い…こんな状態だと、せっかく興味を持った方もあっという間に離脱してしまいます。

基本は、電話LINEこの2つの導線が必須です。

特にスマホで閲覧する人が多いので、画面の下(ボトム)に常に表示される固定バナーやボタン(CTA)を置く。これがとても大事です。

常に視界に入る場所に「電話」「LINE相談」のボタンがあることで、「今すぐ相談しよう」と思った瞬間に、すぐ行動に移してもらえます。

そしてもうひとつ大事なのは、 「ここに連絡して大丈夫かな」 という不安を払拭する一言を添えること。

たとえば、
「まずはお気軽にご相談ください」
「夜間・土日も対応しています」
「相談は完全無料です」

こうした一言があるだけで、グッと連絡のハードルが下がります。

改善ヒント

🔍全ページに「今すぐ無料相談」「LINEで簡単予約」などの導線を設置
🔍「夜間・土日も受付」「相談無料」「転院OK」など、安心材料を明記

④コンテンツは“事故直後の人の視点”になっていますか?

交通事故に遭った方の多くは、「まず何をしたらいいのか全くわからない…」そんな不安だらけの状態でホームページを見ています。

そこに専門用語難しい説明がズラズラ書かれていたらどうでしょう?

ますます不安が強まってしまい、「ここも難しそうだな…」と離脱されてしまう可能性が高くなります。

そしてもうひとつ大事な視点が、「スマホで見たときの読みやすさ」です。

いまや、ホームページへのアクセスの8〜9割がスマートフォンからといわれています。

それなのに
・文字がぎっしり詰まっている
・改行がなく、読む気がしない
・見出しが目立たない

…こんな状態だと、内容を読む前に直ぐにページを閉じられてしまいます。

確認ポイント
・スマホで読んでもストレスがないか?
・パッと見て「ここに必要なことが書いてある」と直感できる構成か?
・「まず何をすればいいか」が一目でわかる導線や簡単な言葉で説明されているか?

一度、ご自身のページをスマホで開いてみてください。
そして、事故直後の不安な気持ちになってみてください。

「このサイトなら、すぐに頼れそうだ」そう思ってもらえるかどうかが、反響に直結します。

改善ヒント

🔍「事故にあったらまずやるべき5つのこと」など、時系列でガイドするコンテンツ
🔍専門用語は避け、シンプルな言葉で伝える

⑤サイトを“育てる”視点がありますか?

サイトは、作って終わりではありません。むしろ本当のスタートは公開してからです。

定期的に情報を発信したり、ページを更新したりすることで、検索エンジン(SEO)からの評価も高まりますし、患者さんにも「この院はきちんと運営されているんだな」と安心感を持ってもらえます。

でも実際に多いのが、「もう書くことがないんですよね…」 とネタ切れになってしまうケース

そんなときは、他の院のホームページを参考にするのがおすすめです。

もちろん、まるっとコピーするのはNGですが、
・ どんなテーマを発信しているか
・ どんな切り口で説明しているか
こうしたポイントを学ぶだけでも、ヒントはたくさん見つかります。

また、既存の記事をリライトするのもとても効果的です。

当時はよかった内容でも、いま読み返すと
・ 内容が薄い
・ 表現がわかりにくい
・ スマホで見ると読みにくい
…こんな改善点が見えてくることがよくあります。

改善ヒント

🔍まずは過去の記事やページを見直し、情報を整理・更新する
🔍他院のコンテンツをリサーチしてテーマを広げる
🔍困ったときは「コンテンツを増やすポイント」で解説している内容を参考にする
🔍よくある質問や症例紹介を週に1回でも投稿する
🔍事故関連の法改正や地域の事故情報など、患者さんに役立つ情報を継続して発信する

サイトも院と同じで、手をかけて育てていくことで、信頼感と成果が積み上がっていきます。焦らず、一歩ずつ積み重ねていきましょう!

まとめ

交通事故専門サイトの反響が出ない原因は、ほんの少しの「ズレ」が積み重なっているだけかもしれません。

今回の5つのチェックポイントを参考に、自院のサイトを見直してみてください。

もし「どこから手をつけていいかわからない…」という方は、お気軽にご相談ください。一緒に、“伝わるサイト”を育てていきましょう。

 

砂田龍人 治療家応援団 団長

砂田龍人 治療家応援団 団長

治療家に向けて交通事故治療の正しい知識と独自のブランディング戦略で、患者さんに選ばれる治療院作りを15年間支援し、治療院の成長と成功に貢献。

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