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こんにちは、砂田です。あなたの院の壁に、免許証や資格証、認定証はしっかりと掲げられていますか?
もしそれらが今、引き出しの奥に眠っているのだとしたら、それは、大きな機会損失かもしれません。
なぜなら、書状類は、あなたが歩んできた努力の結晶であり、初めて来院する患者さんの信頼を獲得する最強で真摯的なマーケティングツールだからです。
【1】患者さんは「見える信頼」に安心する(権威性)
人は本能的に、「安心できる人」「信頼できる場所」を選びます。
たとえば、見知らぬ街で入った飲食店に、芸能人のサイン色紙がズラリと並んでいたら、 「ここ、きっと人気なんだな」「みんな来てるんだな」と、自然と安心感が湧きますよね。
あれと同じです。
人は誰かが認めていることに安心や信頼をしてしまうのです。これはバンドワゴン効果と呼ばれ、マーケティングでよく使われる心理戦略です。
ただ、この安心や信頼は、どんなに技術や知識があっても、見えなければ伝わりません。
だからといって、「おれ、すごい資格持ってるんですよ」なんてわざわざ口に出せば、ただの自慢に聞こえてしまいますし、ただのマウントヤローになってしまいます(笑
そこで力を発揮するのが、「資格証」や「感謝状」「認定証」「修了証」「感謝状」などです。
これらの書状類は、あなたがどれだけ学び、どれだけ信頼を積み重ねてきたかの証明です。
そして、簡単には真似できない努力の結晶でもあります。
だからこそ、見える場所に、しっかり飾ることに意味があるのです。
そして、これらを目にした患者さんの心には、このような確信が無意識に芽生えます。
「お、スゲー書状類。この先生なら、大丈夫だ。よかったー」
「あら、凄い証明書。ここなら、安心して通えそうね。私、正解じゃん」
このようにお伝えすると、中には「いやいや、治療家は腕で勝負するもんだろ?」と思う方もいるかもしれません。
もちろん、治療技術は大切です。
しかし、患者さんが最初に求めているのは、安心できる場所です。
そして、その安心は、あなたが歩んできた道のりを見せることから始まります。
その第一歩が、「飾ること」!
※資格や認定証の見せ方や活かし方については「【治療院の信頼感UP】資格や認定書を上手に目立たせる10のコツをご覧ください。
【2】人は「みんなが選んでいるもの」に安心する(社会的証明)
では、なぜ見せるだけで信頼されるのか、気になりますよね。
心理学には「社会的証明」という原理があるのをご存じですか?
これは、人が何かを判断するときに、 他の人がどうしているかを参考にして自分の行動を決めるという心理のことです。
簡単にいえば、人は、「他の誰かが選んでいるもの」に強く安心感を抱く、と言うことです。
たとえば、飲食店を選ぶとき。
並んでいるお店には入りたくなるけど、誰もいないお店はちょっと不安になってしまう…。そんな経験、ありませんか?
治療院もまったく同じです。
地元の自治体、学校からの感謝状、企業やドクターからの推薦状や認定書。
こういった第三者の評価がしっかりと院内に掲示されている治療院と、何も掲げられていない治療院。
あなたが初めて来院する患者さんだとしたら、どちらを選びますか?
私なら、間違いなく掲示されているところを選びますね。頑張っている様子が伝わってきますし、きっと一生懸命対応してくれそうだと感じるからです。
そして、きっとこう思うでしょう。
「あ、ここはちゃんと信頼されている治療院なんだな。私、正解だったな」と。
【3】実は、SEO対策にも直結します(オンラインとの連動)
認定書や資格書を飾ることは、 院内だけで完結する話ではありません。
むしろ、いまの時代だからこそ、オンラインと連動させることで真価を発揮します。
今や多くの患者さんが、来院前にスマホで検索しています。
Googleで院名を調べたり、SNSで雰囲気を確認したりと…つまり、「ここって本当に安心できる場所かな?」を、ネット上で判断しているといこうと。
この層にも、書状や資格証、認定書の活用が大きな力を発揮します。
そこで、ぜひ取り入れていただきたいのが、「飾る → 撮る → 発信する」 という流れです。
ただ壁に飾るだけで終わらせず、写真に撮って、ホームページ・Googleビジネスプロフィール・SNSなどで発信しましょう。
そして、写真だけではなく、一言メッセージを添えることもポイントです。
このちょっとした手間が、あなたの信頼感をさらに高め、後々の集患にもつながります。
たとえば、こんな形で活用してみてください。
・ホームページに「○○市から感謝状をいただきました」と写真を掲載
・SNSに「××協会認定資格を取得しました!」と写真付きで投稿
・Googleビジネスプロフィールに「地域から表彰された実績を公開しました」と情報を追加
このように写真とセットで発信することで、見る人の心に確実に刺さります。
同時に、このような発信は、Googleの検索ロボットにも強く働きかけるためSEO強化につながり、 検索順位が上がる可能性が高くなります。
最近の検索ロボットは、ただのテキストだけではなく、写真の中に写る情報も読み取れるほど高性能です。
つまり、認定書や資格証の画像そのものが、信頼の証拠として評価対象になるのです。
これは、Googleが重要視しているSEOの基準、E-E-A-T(専門性・経験・権威性・信頼性)の観点から見ても、非常に有利に働くのでやらないのはもったいないです。
結果、Webサイトの検索順位が上がる可能性が高くなり、より多くの人に見つけてもらえる治療院になっていきます。
どうでしょうか?
こう考えると、「院内に飾るだけでは終わらせるには惜しいツール」だと思いませんか?
少しの工夫で、先生の治療院は、リアルの信頼も、オンラインの信頼も、同時に手に入れることができるというわけです。
【4】「飾るなんて自慢みたいで…」それ、本当に自慢でしょうか?
治療家の先生の中には、
「自分は資格を飾るために取ったわけじゃない」
「わざわざ見せる必要なんてない」
とおっしゃる方もいらっしゃると思います。
きっと真面目で、患者さん想いで、謙虚な方なのでしょう。
でも、こう考えてみてください。
壁に静かに飾られている資格書や感謝状を見て、「この先生、いやらしいな」と思う人は、果たしてどれくらいいるでしょうか?
むしろ多くの方が、こう思うはずです。
「あ、この先生すごい人だな~」
「ちゃんと勉強してるんだ。さすがね~」
「この院、信頼できそうで良かった」
そう、言葉で「私すごいです!」と言えば自慢になります。ですが、黙って飾るだけなら、それは信頼の証になるのです。
■あなたの想いに共鳴する人が、患者さんになっていく
むしろ、そんな謙虚な先生にこそ、「先生の頑張りは本当に素晴らしいですね」と言ってくれるような、 温かくて真っ直ぐな患者さんが集まってきてほしいと、私は思います。
あなたも、きっとそうではないでしょうか。
純粋に治りたいと願っている人、 一生懸命にケガを治そうとしている人、そんな方々に来ていただきたいと思いませんか?
だからこそ、私たち(当会)も、認定書や認定バナー、オリジナルのぼりなどの認定ツールをご用意しています。そして、堂々と使ってほしいと願っているいます。
それは見せびらかすためではなく、「この院で間違いない」と感じていただく安心材料を増やすためだからです。
まとめ:あなたの努力の結晶を、眠らせないでください。
資格や感謝状、感謝状、そして認定書。それらは先生がこれまで積み上げてきた、かけがえのない努力の証です。
それを引き出しの奥に眠らせておくのではなく、院内に飾り、発信し、伝えることこそが、患者さんに「安心」と「信頼」を届ける最大の手段なのです。
そのことを伝えるのは、自慢ではありません。
患者さんの不安を取り除く、ある意味、治療家として責任ある行動だと思います。
ぜひ、先生の信頼の証を、壁にも、ネットにも、堂々と掲げてください。
それは、次の患者さんを救う第一歩になります。