雨の日でも来やすい環境を見せつけろ!
梅雨の時期、患者さんの頭の中では、
「行かなきゃ…でも雨か…今日はやめておこうかな」という葛藤が、静かに起きています。
体はつらい。調子は悪い。
でも、「雨」というだけで気持ちがブレーキを踏んでしまうのです。
しかも最近は真夏のような暑さもプラスされて、さらに足が遠のきます。
だからこそ、「行きたくなる理由」や「今、行く意味」を先に届けておくことがとても大切です。
行きたくなる理由を“先に見せておく”という工夫
マーケティングの世界には「人参をぶら下げる」という言い回しがあります。
動かない馬に人参を見せることで、自然と前に進んでくれる、という例えですね。
この「人参をぶら下げる」という行為は、一見ずるいやり方だと思われがちです。
たしかに、利益だけを目的とした“エサ”のように感じると、抵抗があるのも無理はありません。
でも実際は、それが前に進むための「きっかけ」や「希望」になることもあります。
たとえば…
「今日ならPayPayで50%戻ってきます」
「この時期だけの“雨の日クーポン”配布してます」
「今ケアしておくと、夏の疲れがグッと減りますよ」
そんなひと言が、患者さんの気持ちをそっと前向きに変えてくれるのです。
人参をぶら下げるのは“やさしさ”かもしれません
私たちが届けるべきなのは、売り込みではなく“気づき”と“タイミング”の提案です。
だから私は、やさしく背中を押す人参なら、あってもいいと思っています。
ちょっとした一言や小さな工夫が、
患者さんの「雨だし、今日はやめておこうかな…」というブレーキを、「でも行っておこうかな」に変えてくれます。
■患者さんの背中をやさしく押すアプローチ
・暖かい飲み物をご用意しています →
「雨で冷えた体をほっと一息、リラックスしていただけます」
・雨の日限定サービス →
「雨の日の来院も嬉しい特典あり!」
・駐車場の場所案内 →
「雨の日でも濡れずに乗り降りラクラク。安心してお越しください」
・「タオルご用意しています」「傘立てのレンタルあります」 →
細やかな気配りが伝わることで、患者さんの「通いやすさ」がグッとアップします。
これらの情報は、LINE配信・Instagramストーリー・院内POPなどで“見える化”しておくと効果的です。
患者さんの心の中にある「行くの面倒かも…」を、「なんだか行きたくなってきたかも!」に変える、小さなスイッチになります。
🗣 砂田ポイント:“ある”を伝えなければ、“無い”と同じ
どれだけ通いやすい環境を整えていても、それが伝わっていなければ、存在していないのと同じです。
患者さんは、「見えていないもの=無いもの」と判断してしまいます。
だからこそ、こちらから、見せつけるくらいに届ける工夫が必要なんです。頑張りましょう!
さて、いかがでしたか?
今回は「梅雨をきっかけに患者数アップにつなげる5つのアクション」をお届けしました。
「なるほど、そうやって伝えればいいんだ」、「これなら自分の院でもできそう!」そんな小さな気づきが、実は大きな差を生みます。
当会では、こうした季節や心理を活かした患者アプローチはもちろん、交通事故治療に特化したノウハウや、本質的な集客術まで幅広く学べます。
「これからもっと治療院を良くしていきたい」そう感じた方は、ぜひ他ものぞいてみてください。